コミュ障克服セミナーって効果あるのかな?
あなたはこんな疑問を持ってはいないでしょうか。
ボクがその疑問にズバリ答えましょう。
コミュ障克服セミナーに参加しても、あなたは思ったような効果を得ることはできません。
なぜそう言えるのか?
それは、ボクが元コミュ障で実際にコミュニケーションセミナーにいくつも受講した経験があるからです。
また、現在コミュニケーションの専門家としてコミュ障に特化したセミナーを主催している立場から、その実状を把握しているからです。
そこで今回は、受講者と主催者の両視点から、コミュ障克服セミナーのリアルをお話ししようと思います。
コミュ障克服セミナーに行こうかどうか迷っている人には非常に興味深い内容になっているはずです。
ぜひ最後までお読み頂ければ幸いです。
コミュ障克服セミナーで効果が得られない7つの理由
もしあなたがコミュ障克服セミナーを受講しようと考えているなら、これからお話しすることを知ってからでも遅くはありません。
ボクはこれまでコミュ障克服セミナーをいくつも受講しては失敗してきた身なので、活きたアドバイスができると自負しています。
では早速見ていきましょう。
1.見ず知らずの人と一緒にワークをしなければならない
コミュ障克服セミナーを受講しても効果を得られない最大の理由は、セミナーは多数の人が受講する集合型プログラムだからです。
想像して下さい。
コミュ障のあなたが、見ず知らずの人と何時間も同じ空間で一緒にワークしたり、グループトークしたりできるでしょうか?
おそらく、できないのではないでしょうか。
できたとしてもそれはかなりの負担になることは間違いありません。
周りに神経を使い過ぎて、セミナーどころではないはずです。
ボクがこれまで受講してきたセミナーでも、毎回必ず途中退席する人が数名はいました。
おそらく、あの独特な環境に耐えられなくなったのでしょう・・
ボク自身も、セミナーがはじまってすぐの自己紹介の時点でテンパっていたし、セミナー中も何度も息が詰まりそうで逃げ出す寸前だったことを思い出します。
コミュ障の人がセミナーを受講する場合は、相当の覚悟がなければなりません。
2.自分の悩みやレベルに合わない
セミナーは多数の人が受講する集合型のプログラムのため、カリキュラムがどうしても一辺倒で、受講者一人ひとりのレベルに合っていないことが多いです。
コミュ障と一括りに言ってもその悩みや痛みは人それぞれ違います。
例えば、あなたが克服したいコミュ障は以下のどれに該当するでしょう?
- 自分の伝えたいことを相手に伝えられるようになりたい
- 相手の目を見て話ができるようになりたい
- 自分から他人に声をかけられるようになりたい
- 相手の反応に振り回されずコミュニケーションしたい
- 初対面でも緊張せずコミュニケーションしたい
などなど、コミュ障の悩みは様々だし、たとえ同じ悩みだとしてもレベルは各々違うはずです。
もしあなたが受講したセミナーがあなたのコミュ障レベルに合っていないとすれば、おそらくあなたは逃げ出すことになるでしょう。
3.学んだことが持続できない
よほどのことでない限り、セミナーを受講すればそれなりの学びや気付きを得ることができます。
しかし、その学びや気付きのほとんどは、一週間もすればあなたの中から消えてしまいます。
- 学んだことができない・・
- 分かったつもりでいたが実践しようとすると分かっていなかった・・
- モティベーションが湧かなくなった・・
など、セミナーの効果はすぐに失われてしまうのです。
なぜこのようなことが起きてしまうのか?
それは人間の記憶と時間の経過が深く関係しているからです。
あなたはエビングハウスの忘却曲線を知っていますか?
上図を見ると分かるように、人の記憶というのは学習しても1時間後には半分以上忘れ、1日経つと7割以上も忘れてしまう性質を持っています。
つまり、セミナーを受講するだけでは効果を持続することができないということです。
4.講師の能力が低いと効果が得られない
コミュ障克服セミナーに限ったことではないかも知れませんが、セミナーは得てしてセミナー講師のワンマンショーになりがちです。
講師がひたすら喋り倒して参加者はそれを聞いてノートにメモるという光景が目に浮かびます。
講演会ならそれでも良いのかもしれませんが、コミュ障セミナーはワークを行ってなんぼです。
また、講師のパフォーマンス能力が低くかったり、ファシリテーション能力が低くいと、質の高い学びは得られません。
5.受講生の質が悪いと効果を得られない
セミナーの効果は、プログラムの内容と講師の能力だけで決まるわけではありません。
実は、一緒に受講する受講生の質がセミナーの効果を決めます。
セミナーは、パートナーやグループを組んで一緒にワークを行うので、あなたと組む受講生が学習意欲が高く、あなたに刺激を与えてくれる人なら素晴らしい学びの環境が生まれます。
しかし、もしパートナーや同じグループを組む人が学習意欲が低くかったり、生理的に受け付けない人だとしたら、学びどころか苦痛でしかなくなります。
そもそも、コミュ障克服セミナーを受講する人は皆コミュ障なので、コミュニケーションが苦手な者同士が一緒にワークをすること自体が少々無理があるのです。
6.セミナーを受ける目的を見失う人が多い
セミナーは非現実世界の中で行われる独特な環境です。
それは、テーマパークに行ってアトラクションを楽しむ感覚に似ているかも知れません。
セミナー中はモティベーションが上がり、自分は何でもできるという錯覚に陥るのですが、そこは非現実世界なので、セミナーが終了して熱が冷めると一気に現実世界へと引き戻され、本来の自分とのギャップに何とも言えない空虚感を味わうことになります。
だから、多くの人はこの空虚感を埋めようとまた別のセミナーを受講します。
彼らはセミナーを受講するのは自分を磨くためと思い込んでいますが実は違います。
非現実世界を味わうためにセミナーを受講するのです。
セミナーは一度受講するとハマってしまう人が多いのはこのせいです。
こういった人たちのことをセミナージプシーと言います。
セミナージプシーと呼ばれる人たちは、次々と色んなセミナーを受講する人たちのことで、学びのためというよりも自分の居場所を必死に探しています。
ボク自身が以前セミナージプシーだったので、このことはリアルに体現しているのですが、目的を見失ったままセミナーを受講しても結局何も変わりません。
何かを学び、それを自分のものにするには、一つのことをしっかり咀嚼し、消化しなければならないのです。
美味しいところだけをつまみ食いしていても、満腹感はいつまで経っても得られません。
7.資格コレクターになる人が多い
受講すると認定書や終了書が発行されるということを売りにしているセミナーをよく見かけます。
もしあなたがこれらに魅力を感じているているのなら、はっきりと言わせてもらいます。
それはナンセンスです。
受講するだけで発行される認定書や終了書は、セミナーに参加した思い出や記念品にしかなりません。
受講する以上は、認定書や修了書をもらいたいという気持ちはよく分かるのですが、あなたがセミナーに参加する目的は、思い出作りでも証書のコレクションを増やすわけでもなく、コミュ障を克服するためです。
大事なことは形ではなく中身であるということを忘れてはいけません。
コミュ障克服セミナーで効果を得ることができる人
ここまでお話ししてきた通り、コミュ障セミナーで効果を得るには、様々な条件が揃わなければならないということが分かりました。
また、セミナーには陥りやすい問題もたくさんあることが分かりました。
ただ、コミュ障克服セミナーを受講してもしっかり効果を得ることができる人もいるのは事実です。
どんな人なら効果を得られるのか?
それはコミュ障レベルが比較的低い人です。
ここで言うレベルとは、対人関係の耐性度合い、つまり、初対面の人でも何とか頑張ればコミュニケーションを取れるくらいのレベルのことです。
コミュ障レベルが高いと、初対面の人たちといきなり一緒にワークをするのはかなりの負担になるのですが、コミュ障の度合いが低ければ、セミナーを受講して色んな人とワークを通してコミュニケーションするのは良いトレーニングになります。
例えて言うならば、ボクシングのスパーリングのようなものです。
実践練習を積むことは、コミュ障を克服する上で非常に効果のある方法です。
しかし、重度のコミュ障の人にとっていきなりセミナーを受講するというのはハードルが高いでしょう。
コミュ障克服セミナーよりも確実にコミュ障を克服できる方法
最後にコミュ障を確実に克服できる方法をお教えします。
あなたがコミュ障を克服するには、あなたのレベルに合うカリキュラムを、あなたのペースで行え、あなただけのためにサポートを行ってくれる環境が必要です。
ボクが重度のコミュ障を克服できたのも、ボクの、ボクによる、ボクだけのサポートを得ることができたからです。
そんな都合の良いものがあるのか?
一つだけあります。
それは、自分専属のコミュニケーションコーチをつけ、マンツーマンのサポートを受ける方法です。
現時点でこれがコミュ障を克服できる最も効果的な方法です。
なぜそう言い切れるのか?
それは、ボク自身が専属コーチをつけて見事重度のコミュ障を克服したこと。
そして、現在ボク自身がコミュニケーションコーチとしてたくさんの人のコミュ障を克服させているからです。
と言っても、簡単には信じられないでしょうし、イメージできないと思うので、以下にコミュ障セミナーとの比較を表したのでぜひ見比べて下さい。
コミュ障克服セミナーと専属コーチの比較
コミュ障克服セミナー | 専属コーチ | |
コミュ障レベル | 中~低 | 高 |
カリキュラム | 多数向け | オーダーメイド |
方法 | 受講者とワーク | マンツーマンのコーチング |
サポート | ほぼなし | 手厚い |
フォロー | 特になし | メールやLINEによるフォロー |
スケジュール | 主催者側が決定 | 自分で決められる |
期間 | 体験セミはナー1回 本コースは6回程度 |
体験コーチングは1回 本契約は3カ月(6回)~ |
料金 | 体験セミナーは5千円程度 本コースは数万~数十万円 |
体験コーチングは無料~数千円 本契約は数万円程度 |
効果 | 条件が揃えば効果あり | コーチが優秀なら効果は非常に高い |
いかがでしょうか?
このように違いを見比べると、いかに専属コーチがコミュ障の克服に効果があるのかご理解頂けたと思います。
ボクの経験では、まず専属コーチをつけてコミュ力をある程度つけてから、セミナーを受講するのが黄金のステップであると考えます。
実際ボク自身はこの黄金のステップを踏むことで、コミュ障を克服できたし、現在ボクがサポートするクライアント様にもこのステップを踏むようにおすすめしているので、ぜひあなたも検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
さていかがだったでしょうか?
コミュ障克服セミナーを受講しようと考えていた人にとって、一石を投じる形になってしまったかも知れません。
しかし、リアルを知ることで、よりあなたのコミュ障を克服するためのベストな選択ができると考えます。
実際、コミュ障克服セミナーよりも効果のある方法があるということを、今回あなたは知ることができました。
あなたにとって何がベストなのかを見極めることが、あなたのコミュ障を克服する一番の近道です。
今回の記事があなたのコミュ障克服のお役に立てることを願っています。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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